長崎の世界遺産、軍艦島のツアー比較、歴史について

皆さんは世界遺産にも認定されている長崎県の軍艦島という島について知っていますか？

この軍艦島、なんとツアーで中に入ることができるんです！

本記事では軍艦島の歴史や、具体的に僕が行ったツアーの内容について解説をします！
世界遺産が好きな方や、軍艦島の魅力について知りたい方は必見です！

長崎の世界遺産、軍艦島の魅力について

軍艦島の歴史

軍艦島は、長崎県に属する小さな島であり、かつては炭鉱の島として栄えました。
軍艦島の炭鉱は、1887年に三菱商会によって開発されました。
この頃、日本は近代化を目指し、石炭の需要が高まっていました。
そのため、三菱商会は軍艦島を含む長崎県周辺で多くの炭鉱を開発しました。

軍艦島は、名前の通り、巨大な軍艦のような形をしています。
この形状は、石炭を効率的に採掘するための設計であり、炭鉱労働者のための住居や学校、病院などの建造物が建てられました。
特に高層アパートは、狭い土地で多くの人を収容するため、当時の建築技術を駆使して建設されました。
これらの建造物は、軍艦島が繁栄した時代の先進的な技術や文化を伝える重要な文化遺産として現在でも高く評価されています。

軍艦島での炭鉱労働は、非常に過酷なものでした。
石炭採掘は、地下深くまで進み、ガス爆発や坑道崩壊などの危険がつきまとうものでした。
また、炭鉱労働者は、長時間の労働や低賃金、劣悪な労働環境などに苦しめられていました。
このため、炭鉱労働者たちは、労働組合の結成やストライキなどで権利を求めるようになりました。

軍艦島の炭鉱は、1959年に閉山となりました。
その後、島は放置され、建造物は荒廃し始めました。
しかし、1996年には「三菱グループの産業革命遺産」の一部として登録され、2005年には日本の国宝に指定されました。
さらに、2015年にはユネスコの世界遺産に登録され、国内外から注目を浴びるようになりました。

現在は、軍艦島は観光地としても有名です。
観光客は、軍艦島の炭鉱労働者たちが暮らした高層アパートや、学校、病院、公共浴場などの建造物を見学することができます。
また、海上から島を眺めるクルーズツアーも人気があります。

一方で、軍艦島は、かつての炭鉱労働者たちが過酷な労働環境の中で働いた歴史を物語る場所でもあります。
炭鉱労働者たちは、過酷な労働や低賃金に苦しめられながらも、家族や仲間との絆を大切にし、団結して生き抜いてきました。
このような歴史が、軍艦島を訪れる人々に感銘を与え、敬意を表する機会となっています。

今後も、軍艦島は、歴史や文化、観光地としての魅力を持ち続けるでしょう。
しかし、同時に、軍艦島を含む長崎県周辺の炭鉱が栄えた時代において、炭鉱労働者たちが抱えた苦しみや搾取についても、忘れてはならないということも覚えておく必要があります。

軍艦島の建造物

軍艦島は、かつて炭鉱が盛んだった時代に、炭鉱労働者たちとその家族が住むための高層アパートが建設されたことで有名です。
このアパートは、当時の最新技術を導入したコンクリート造りの建物で、周囲を海に囲まれた小さな島の上にそびえ立っています。

軍艦島には、炭鉱労働者たちが生活するために建てられたアパートだけでなく、学校や病院、公共浴場などの公共施設も建設されました。
これらの建物は、当時の最新技術を導入した先進的な建築物として、多くの人々の注目を集めました。

軍艦島の高層アパートは、8階建てから9階建ての建物が数多く建てられ、狭い敷地内に多数の住居が詰め込まれていました。
住宅内部は、小さな部屋が何室も続くユニット形式で、1室当たり数畳程度のスペースしかありませんでした。
しかし、当時の炭鉱労働者たちは、一家族で共同生活を送ることができ、共同生活の中で団結力を高め、お互いを支え合って生きていくことができました。

また、軍艦島には、労働者たちの生活を支援するための公共施設も建設されました。
学校や病院は、当時の最新技術を導入した建物で、炭鉱労働者たちやその家族の健康と教育に役立ちました。
また、公共浴場は、当時の日本では珍しい施設で、炭鉱労働者たちにとって、体を洗い清める貴重な場所でした。

軍艦島の建物は、当時の最新技術を導入して建てられた先進的な建築物であると同時に、炭鉱労働者たちとその家族が過酷な労働環境の中で生き抜くために必要不可欠なものでもありました。
現在では、軍艦島の建物は、その歴史的・文化的な価値を認められ、国の重要文化財に指定されています。

軍艦島ツアーについて

軍艦島の上陸ツアーについては何社かありますが、今回は長崎港から出発するツアーについて解説します。

やまさ海運

まず、僕が利用したのはやまさ海運です。
このツアーは軍艦島の周遊や上陸をおこなってくれる軍艦島ツアーのパイオニア的な存在です。
公式サイト:軍艦島上陸クルーズのネット予約 ｜やまさ海運 (gunkan-jima.net)

高島海上交通

次に高島海上交通についてです。
こちらは今回紹介するツアーの中で3時間10分という最長時間軍艦島に滞在することができます。
長く軍艦島を堪能したい方にはおすすめです。
公式サイト:【公式】軍艦島上陸クルーズ (gunkanjima-cruise.jp)

軍艦島コンシェルジュ

軍艦島コンシェルジュのツアーは軍艦島ミュージアムも一緒に楽しむことができて、さらに船がおしゃれできれいというところが魅力ですね！
時間やお金に余裕があればこちらがおすすめです！
公式サイト:＜公式＞軍艦島コンシェルジュ (gunkanjima-concierge.com)

シーマン商会

NPO法人　軍艦島を世界遺産にする会の会員がガイドをしてくれます。
上陸証明書と石炭がお土産にもらえますよ笑
公式サイト:軍艦島ツアーのシーマン商会｜軍艦島上陸・周遊 – 軍艦島, ツアー, 端島, 上陸, 見学, クルーズ 長崎, 観光, シーマン商会 (gunkanjima-tour.jp)

比較

比較	値段	定員	ツアー時間	午前	午後	港
やまさ海運	4200円(早割りあり)	225	150分	9:00	13:00	長崎港
高島海上交通	3600円	200	190分	9:10	14:00	長崎港
軍艦島コンシェルジュ	スタンダード :5000円 プレミアム :8000円 スーパープレミアム:10000円	200	170分	10:30	13:40	常盤第2
シーマン商会	3600円	120	150分	10:30	13:40	常盤第2

*軍艦島の上陸時間はそれぞれ1時間です。

まとめ

炭鉱の島として世界遺産に登録されている軍艦島には歴史的背景や、巨大戦艦のような形をしている理由などを知ってより興味を持てたのではないでしょうか？
この土地で炭鉱が栄えた時代の労働者の苦しみや搾取された歴史があったからこそ今の私たちがあると考えると忘れてはならない歴史だということが改めて認識でしますね。
しかし、今後は軍艦島は老朽化や海岸浸食などの問題から未来について考える必要があります。
保全方法やどのように活用するかも考えたいですね。
さらに、問題によっていつ軍艦島への上陸ができなくなるかもわからないため早めに軍艦島に上陸しておくことをお勧めします！