長崎県には数多くの歴史や文化がある地域です。
そんな長崎では多くの祭りが開催されていますが、その中でも特に有名なのが「長崎精霊祭り」です。
この祭りは、毎年8月15日に長崎市内で開催され、約400年の歴史を持つ伝統的な祭りです。
そんな伝統的な祭りですが、その中でも面白いのは夜になると精霊船を爆竹の音とともに流しだす長崎の精霊流しです。
今回は、長崎精霊祭りの歴史と、爆竹について詳しくご紹介したいと思います。
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長崎の精霊流しの歴史
まずは、長崎精霊祭りの歴史についてです。
この祭りは、江戸時代の寛永年間(1624年-1644年)に始まったと言われています。
当時、長崎はポルトガル船が寄港する重要な港町であり、キリスト教の信仰も広まっていました。
しかし、当時の幕府はキリスト教を禁止しており、キリスト教徒を取り締まるために妖怪(精霊)の仮面をかぶった捜査官を派遣していました。
それに対して、キリスト教徒たちは、妖怪を追い払うために、自分たちも妖怪の仮面をかぶって行進するようになったと言われています。
こうして、長崎精霊祭りが始まったのです。
現在の長崎精霊祭りは、その歴史的な背景を継承しながら、華やかな祭りとして発展してきました。
祭りの中心は、市内の各地域がそれぞれ作成した精霊船です。
精霊船は、独自のデザインや装飾が施され、華やかな色彩で彩られています。
祭り当日には、精霊船を担いで行進する精霊船渡御が行われます。
この精霊船渡御は、長崎市内の各地域が競い合う大変盛り上がるイベントとなっています。
長崎の精霊流しの爆竹について
そして、もう一つの魅力である爆竹についてです。
長崎精霊祭りに欠かせないのが、爆竹の鳴り響く音です。
爆竹は、祭り当日に担ぎ手が持ち、鳴らすもので、神霊を迎えるために鳴らされます。
爆竹の音は、神霊を呼び寄せるとともに、邪気を払うとされ、長崎精霊祭りの重要な役割を担っています。
爆竹の歴史は、長崎精霊祭りの歴史と深く関わっています。
精霊祭りが始まった頃、祭りの参加者たちは、線香や火鉢を使って神霊を迎えました。
しかし、やがてこれでは物足りなくなり、大きな音を出す爆竹が使われるようになりました。
(物足りなくなって爆竹使うのめっちゃ面白くないですか!?笑)
最初は、竹筒に火薬を詰めただけの簡単なものでしたが、次第に改良が加えられ、現在では、高度な技術が使われた爆竹が作られています。
爆竹を作るのは、専門の職人たちです。
爆竹には、竹筒の種類や形状、火薬の量、爆発音の大きさなど、様々な要素があります。
職人たちは、これらの要素を調整しながら、最適な爆竹を作り上げます。
また、爆竹にはそれぞれ名前が付けられており、その名前には、祭りのテーマや意義が込められています。
長崎精霊祭りの爆竹は、その音の大きさと迫力が特徴です。
爆竹を鳴らす担ぎ手たちは、大勢の観客から熱狂的な歓声を浴びながら、力強く爆竹を鳴らします。
その音は、会場を振動させ、長崎精霊祭りの雰囲気を盛り上げます。
長崎の精霊流し 2023年情報
毎年8月15日に行われている祭りです。
また、場所は長崎県長崎市市内中心部一帯(メインストリートは思案橋~県庁坂~大波止)です。
実際に行ってみるとかなり人の量も多く、この日に車で移動しようと思ったらかなりの渋滞を覚悟しなければいけません。笑
たくさんの観光客や、地元民が毎年楽しみにしているこのお祭りが2023年も開催できることを楽しみに待ちましょう!
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まとめ
以上が、長崎精霊祭りの歴史と2023年の情報でした。
長崎精霊祭りは、歴史や文化、伝統など、多くの要素が結びついた、とても魅力的な祭りです。
子どもたちにとっても、祭りの雰囲気や爆竹の迫力など、楽しい体験をすることができるでしょう。
また、長崎精霊祭りは、日本の祭りの中でも有名なものの一つです。
海外からの観光客も多く訪れ、日本文化を体験することができます。
精霊祭りの期間中は、長崎市内のあちこちで様々なイベントが開催されます。
これらのイベントに参加することで、長崎の魅力をより深く知ることができるでしょう。
長崎精霊祭りは、歴史や文化、伝統など、多くの要素が結びついた、とても魅力的な祭りです。
ぜひ一度長崎に見に来てくださいね!
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